パーリー! シャラップ!

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日本人から発音を習った方がいいかもしれない理由の一つが、『日本人なら日本人が日本語をどう発音するか知っている』ということです。

オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが "party" を『パーリー』と言っているのを聞いたことがあるかと思います。いわゆる "flap t" というものなのですが、日本人がどうやって『ラリルレロ』を発音しているかを知らないと説明が難しいんです。ざっくり説明すると、『アクセント(強勢)のある母音とアクセント(強勢)のない母音にはさまれた t は flap して(はじいて)発音する』となります。

この flap t の発音が日本語の『ラリルレロ』に『近い』(同じではないです)ので、"party" の "ty" が『リ』っぽくなるんです(日本人には『リ』っぽく聞こえる)。ジョン万次郎は "water" を「わら」と言ったそうです。また、"Shut up!" を「シャラップ!」と言ったりするのも同じ理屈ですが、詳しくはまたどこかで述べたいと思います。

なお、現在では発音に関する本がたくさん売っていますので、うまくやれば独学でもどうにかなりそうです。『英語の発音が正しくなる本』(ナツメ社;鷲見由理著)のように、口の動きが分かるDVD付のものもあったりしますので探してみてください。自分で自分の発音を確認するのが大変ですが、無理ではないと思います。

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