英単語は耳でおぼえよう!① 音 → 文字?

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それでは『発音ができるようになればリーディングができるようになる』の 第 0 段階『発音/アクセント(強勢)ができるようになれば単語のつづりがおぼえられる』からいきます。

『第 0 段階』となっていることからもわかるとおり、『直接的には』リーディングに関係してきません。しかし、英単語のつづりができなくて困っている方は多いのではないでしょうか。

また、2020年度以降英語が教科化され、5~6年生で 600~700語 を『読み・書ける』ようにさせなければいけない小学校の先生の中には「どうやって指導したらいいんだろう」と不安な方も多いでしょう。そんなみなさんの一助となれればと思います。

『単語のつづりはただひたすら書いておぼえる』という方、多いと思います。人によってはそれなりに効果はあるかもしれないので否定はしませんが、ここでは自分が実践してきた『耳でおぼえる』という方法を紹介します。

この方法を紹介する理由は簡単です。英単語のつづりは『音を表した(文字化した)もの』だからです。当たり前かもしれませんが、『まず文字ありき』ではないんです。

正しい音ができれば、ただそれを文字で表すだけでいいんです。確かに、英語の単語には音とつづりが一致しないものが多いです。しかし、基本的なルールがわかればつづることができる、というのがほとんどです。一致しない例外は例外としておぼえればいいだけです。もっとも、英語ではよく使われる単語に例外が多いので困ったことになるのですが…。

まずは基本のルールをしっかり理解してください。例外は基本のルールができるようになってからでも大丈夫です。

「発音とつづりと言えばフォニックスでしょ? そんなの本もたくさん売ってるじゃん」とおっしゃる方、多いと思います。市販の本を読んで理解できる方はこれより後を読んでいただかなくて大丈夫です。「買ってはみたけど、なんかしっくりこないんだよね」という方は読んでください。

『しっくりこない』理由の一つは『日本人に合っていない』からだと考えています。"a- a- alligator!" で始まるフォニックスの本があったりしますが、日本人からすれば「いきなり alligator はねぇだろ」とつっこみたくなります。アメリカ人が書いたフォニックスの本に多いのですが、コレジャナイ感があります。

『しっくりこない』もう一つの理由は『小さい子向けだから』でしょうか。アメリカなどではフォニックスは幼稚園や小学校低学年でやるので、必然的に『小さい子向け』になります。『小さい子向け』が悪いと言っているのではなく、小学校5~6年生以上にとっては『やるのがちょっと恥ずかしい』んです。他方で『大人(社会人)向け』のフォニックスの本も多数販売されていますが、こちらは難しすぎます。

これから紹介する方法は『小学校5年生のときの自分』が実践していたものです。小学校5~6年生以上のみなさんに『ちょうどいい』と確信しています。

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