自分で考えることをしない子どもたち

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前回のエントリーを読んだ中高生の反応は大きく分けて以下の 3つ になると思います:

①「10個のグループがあるなら残りも載せて!」

②「残りは自分で探そう!」

③「フツーそんなこと誰でも気づくだろ?」

自分の個人的な感覚ですが、最近は ① の中高生が多いように思います。『先生が教えてくれたことはきちんとおぼえるが、教えてくれないことはおぼえない』という『素直ないい子』が多いです。『自分で考えることを放棄している子』と言ったら言い過ぎでしょうか。教育学(児童心理学?)の専門家ではないので、なぜ多いのかはわかりません。

これは個人的な感想なのですが、中学受験をした生徒に多いような感じがします。誤解しないでいただきたいのは、中学受験することを否定しているわけではない、ということです。「中学受験で一生懸命勉強してきたのに、学校でいい成績をとることができない」と感じている中高生(保護者)の方、結構いらっしゃるかと思います。もちろん、原因のすべてとは言いませんが、『自分で考えること』をしなくなっていることが原因の一つなのではないでしょうか。

これも個人的な感覚なのですが、③ の中高生 はいわゆる『御三家』に多いです。最近では都立中高一貫教育校の生徒さんにもしばしば見かけます。入試の出題傾向(『考えさせる問題』が多い?)にその理由があるのでしょうか。

『考えること』と『分析すること(情報を比較検討すること)』は同じようなものと考えています(同じものだ、としている方もいらっしゃいます)。2020年度から実施される『大学入学共通テスト』も『考えさせる問題』が多い、と言われています。これからは『分析力』を磨くことが必要になってきそうです。

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