【TIPS】 Google Keep を使って充実した英語学習ライフを!

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前回のエントリーに登場した Google Keep ですが、ご存じの方はあまり多くないようです(自分調べ)。「Google のサービスの中で消えてしまったら困るものをランキングにしてください」と聞かれれば Gmail に次いで 第2位 にするくらい、自分にはなくてはならないサービスです。使い方は様々ですが、ここでは英語学習に特化した使い方を紹介したいと思います。

 

ⓐ 単語帳として使う

基本はコレです。オンライン辞書で単語の意味を調べる方は多いと思うのですが、調べたものを Google Keep にコピペします(コピペよりも『共有』の方が便利でしょうか。コピーしたいところを反転させ、共有ボタンをタップし、Google Keep アイコンをタップします)。あとはご自由にどうぞ。頭文字を『ラベル』としてもいいですし、品詞にしてもいいです。もちろん両方でも構いません。単語のイメージ(?)で色分けするのもいいでしょう。英語と日本語を同時に見たくない人はどちらかをリンクでオンライン辞書に飛ばすのもアリです(行ったり来たりするのがちょっと面倒ですが)。イラストを入れてもいいかもです(『図形描画を追加』をタップすれば手書きイラストも追加できます)。  f:id:debunekoponta:20190518191255p:plain

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ある生徒がやっていたのは、おぼえたい単語に『リマインダー』を設定することです。『エビングハウス忘却曲線』的なノリ(?)で、1ヶ月後にもう一度表示させるようにしていました。忘れやすい単語は1週間でリピートさせてリマインドさせていたようです。

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またある生徒は『特定の場所で特定の単語をリマインドさせる』というワケのわからないことをしていました。Google Keep には指定した場所に来たらリマインドする、という機能があるのですが(『特定のスーパーの近くに来たら牛乳を買うことをリマインドする』のように使います)、彼は通学途中に○○駅を通過するときに特定の単語をリマインドさせていました(何の意味があるのかは追及しませんでした;『記憶の宮殿』のリアル版でしょうか)。 

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完全におぼえた単語は(削除ではなく)『アーカイブ』する、という生徒もいました。『アーカイブ』された単語は『アーカイブ』された単語だけで表示できるので、ときどき確認して、忘れてしまっていたら『アーカイブ』を解除するそうです。さらに、特におぼえられない単語には『.重要』というラベルを付けていつでもすぐに見直せるようにしていました(先頭にドット "." を付けるとサイドバーのラベル表示の一番上に表示されるそうです)。

驚いたのは、高校の友人たちで一つ Google アカウントを作って共有し、そこにそれぞれが調べた単語を放り込む、ということをしていた生徒がいたことです。高校の友人たちであるならば学力レベルが同じなので、ある友人が知らない単語は他の友人も知らない可能性が高く、共有する意義があるそうです。21世紀!

 

ⓑ 発音をチェックするのに使う

まぁ ⓐ は世の中の『単語アプリ』的なものでもできるでしょう。いや、むしろ『単語アプリ』の方が優秀でしょうか。入力した単語をもとに単語テストを作ったりもできますしね。『アカウント共有』も Weblio のアカウントを共有することで同じようなことができます(アカウント共有は通常の使用方法ではないので推奨されていないかもしれませんが)。しかし、ここからが Google Keep の本領発揮です。発音をチェックするのに使います。

ちょっと面倒くさいのですが、まず Google 音声入力の設定を "English (US)" に変更します(Google 音声入力の設定の変更は iOSAndroid では異なるかと思います。わからない方はググってみてください)。

発音をチェックしたい単語または文章を用意します。Google Keep の『音声メモ』アイコンをタップし、その単語または文章を読み上げます。きちんと発音されているのであれば Google Keep に表示されます。

精度はかなり高いです(もっとも、ちょっと間違えていても Google が勝手に「もしかして ○○ ですよね?」と気を利かせて正しくしてくれます)。小さいお子さん用の単語帳にお子さん自身が発音したものを付けてもいいかもしれません。

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OCR機能を使う

教科書などの紙媒体の文字をテキスト化したいと思うこと、ありませんか。中高生ではありませんかね。でも、英語を教えている人ならありますよね。テストを作成するために教科書の文字をパソコンに入力する作業、面倒くさいですよね? Google Keep なら高額な OCR光学文字認識)ソフトを購入することなく無料で、しかも高精度でテキスト化してくれますよ。

やり方は簡単です。読み取りたい文字をスマホのカメラで撮って、それを Google Keep で開き、『画像のテキストを抽出』をタップするだけです。以前は英語しかできませんでしたが、最近は日本語も読み取れるようになりました。中高生は社会の教科書とかにも使えそうです。ただ、著作権関係が面倒くさそうなもの(?)の読み取りは避けた方がいいかと思います。

よい子のみんなは『教科書を読み取ってテキスト化して Google 翻訳にかける』なんてことはしないでね! すぐにバレるよ!(← だったら書くな)

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いかがでしたでしょうか。ちょっとでもおもしろそうと感じたのであれば、無料なので試してみてください(スマホなら App Store または Google Play でダウンロードできます。パソコンなら Google Keep で検索すればすぐにヒットします)。また、「こんな使い方もできるよ!」というのがあればお教えください。 

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