言いたいこと、自然な英語で表現できていますか? 日本語発想 vs. 英語発想 ③

2016年度に英検2級にライティング問題が導入されて以来、ライティングの添削をする機会が増えました。添削をしていて帰国子女の自分が感じたのは『気持ち悪い(不自然な)』文を書く生徒が多い、ということでした。文型的にも文法的にも正しい文なのですが、とにかく『気持ち悪い』。

英検2級にライティング問題が導入される少し前から学校で GTEC を受験する生徒が増えました。ここでは Reading と Listening のスコアはいいのに Writing のスコアが悪い、という生徒が多くいました。そしてその多くが『気持ち悪い』文を書いていました。

自分:この文はこう直した方がいいよ。

生徒:なんでですか?

自分:なんか気持ち悪いんだよね。

生徒:文型的にも文法的にも正しいですよね?

自分:そうなんだけどなんか気持ち悪いのよ。

生徒:その『気持ち悪い』って何なんですか?

自分:昔の Google 翻訳で英語を日本語に訳させたら気持ち悪かったでしょ? あの逆の感じ。

生徒:今の Google 翻訳しか知りません。

自分:…。

『気持ち悪い』文の大半が(一昔前の Google 翻訳がそうであったように)『日本語を対応する単語・文法・文型の英語にした文』であることはなんとなくわかっていました。『文型・文法が重要だ』と教わっている生徒としては、教わった通りに書いているのに『気持ち悪い』と言われたら気分が良くないです。いったい何がおかしいのでしょうか。

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