【TIPS】『ヴィジュアル化』スキルをアップさせるには読書がいい?

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これまでのエントリーで『ヴィジュアル化』することがリスニングにもリーディングにも有効であることがわかりました。ことあるごとに生徒には「『ヴィジュアル化』しようよ!」 と言ってきましたが、イマイチ反応がよくありません。曰く「『ヴィジュアル化』というのがよくわからない」と。

そこで過去のエントリーにも登場した『ヴィジュアル化』が得意な生徒にその理由を聞いてみることにしました。すると、「理由になるかわかりませんが、小さい頃からよく読書はしていました」との答えが返ってきました。

確かに『ハリー・ポッター』シリーズを本で読んでホグワーツ魔法魔術学校がどんな場所なのかを想像(≓ ヴィジュアル化)するのと、最初から映画で見るのとでは違いますよね。文字情報を『映像化(ヴィジュアル化)』する訓練(?)として読書は最適かもしれません。

早速「読書しようよ!」とある生意気な生徒に言ったところ、「自分は読書ほとんどしないですけど映像化はできます」と返してきました。なるほど、言われてみれば自分も小さい頃にそれほど読書をしませんでしたが、映像化できます。とすれば、この生徒と自分が映像化できる理由を探れば読書以外の『映像化(ヴィジュアル化)』の訓練の方法がわかりそうです。

以前 リスニング問題は登場人物が外国人より日本人の方が正答率が高い? というエントリーを書きましたが、帰国子女である自分は正答率に変わりはないです。ステファニーとかジェイクとかは実際に知人にいるのですぐ顔が思い浮かびますし、ロンドンのナショナルギャラリーならよく行っていたので外観から内部まで映像化できます。

『映像化する』というよりも『すでに入っている映像を呼び出す』という感じでしょうか。『文字から想像する』というのとは違うようです。なお、「自分は読書ほとんどしないですけど映像化はできます」と返答した生徒は「テレビとかマンガで見た映像を思い出している感じです」と言っていました。インプットされている情報の種類と量に左右されそうですね。

以上より、『ヴィジュアル化』スキルを上げるには『読書』だけでなく『映像データのインプット』も有効なようだということがわかりました(自分調べ)。ただ、日本が舞台で日本人が主人公の小説・マンガ・テレビを読んだり見たりしても、外国が舞台で登場人物が外国人のリスニング問題の『ヴィジュアル化』には対応できなさそうです。 

リスニング問題が苦手で克服したい方、ちょっと行動を変えてみませんか。リスニング問題だけでなくリーディング問題にも役に立つと思いますよ。 

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