【GRAMMAR】 must not ってなんで『禁止』? 脱・そういうものなんだからおぼえておきなさい ②(不定期掲載)

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教師:can は「~することができる」です。意味は『能力・可能』です。

生徒:は~い!

教師:can't は「~することができない」です。

生徒:は~い!

教師:must は「~しなければいけない」です。意味は『義務・必要』です。

生徒:は~い!

教師:must not は「~してはいけない」です。『禁止』の意味になるから気をつけてね!

生徒: なんで?

教師:そういうものなんだからおぼえておきなさい。

おそらく中学1年生の早い段階で遭遇する『そういうものなんだからおぼえておきなさい』の一つです。「先生がそう言ってるんだからおぼえておこう!」という素直ないい生徒なら問題ないのでしょうが、そうでない生徒なら英語が嫌いになるきっかけになるでしょう。『中学1年生には理解してもらえないだろうから「おぼえておきなさい」と言っておこう』という親切心からだと思うのですが、自分の経験では中学1年生でも十分理解できます。

You must not go there. という例文で考えてみます。

must は「~しなければいけない」です

・肯定文の You must go there は You must [go there]. で「あなたは [ そこに行くことを ] しなければいけない」→「あなたはそこに行かなければいけない」(義務・必要)

・否定文の You must not go there は You must [not go there]. で「あなたは [ そこに行かないことを ] しなければいけない」→「あなたはそこに行ってはいけない」(禁止)

これだけです。

『文否定』『構成要素否定(語否定)』というワードを使わなくても(説明しなくても)十分理解していただけるかと思います。

助動詞という文法事項には『そういうものなんだからおぼえておきなさい』が多いのですが、またいつか扱いたいと思います。 

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